診療科目

眼科-白内障手術について

Q.白内障とは?

A.白内障は、水晶体が濁る病気です。原因は加齢によるものが最も多く、糖尿病、外傷、アトピー性皮膚炎、ブドウ膜炎などによるものもあります。進行するとかすみや複視、視力低下などの症状を来たします。

Q.手術の時期は?

A.一般的には普段の生活に支障を来す頃です。たとえば車の運転をする方は運転に必要な視力0.7未満になった頃、本や新聞などを読む方は字が見づらくなった頃と、人によってその時期は異なってきます。あまり進行しすぎると手術時間も長くなり、合併症の可能性が出てきますので、適切な時期を眼科医と相談されるのがよいと思います。

Q.手術の方法は?

A.点眼麻酔にて行います。角膜(黒目)と結膜(白目)の境に3mmほどの切開を加え超音波を発振するチップを挿入し、水晶体の袋を丸く取り除いた部分から乳化させ吸引します。残された袋の中に眼内レンズを挿入します。当院では最新の折りたたみ式レンズを使用し、無縫合で手術を終了します。手術時間は約10分で、痛みはほとんどありません。手術後は1時間ほど安静にしていただきます。

Q.入院が必要ですか?手術後の生活は?

A.当院では日帰りで手術を行っています。眼帯は手術の翌日はずします。その後通常の生活が可能ですが、目の清潔を保つための注意をしていただきます。

Q.手術しても眼鏡が必要ですか?

A.眼内レンズは見たいところにピントを合わせる力(調節力)がありません。そのため、手術後も近くや遠くをはっきり見るためには眼鏡が必要となります。術後約1~2ヶ月後に処方します。裸眼でのピントを遠方に合わせた場合は近用眼鏡が、近方に合わせた場合には遠用眼鏡が必要になります。

Q.手術の合併症は?

A.超音波装置の進歩や手術技術の進歩により、通常の白内障手術では合併症はほとんどありません。ただ、極度に進行した白内障(成熟白内障、褐色白内障)や水晶体を支える組織(チン小体)が弱い方の場合、眼内レンズを固定するのに必要な水晶体の袋が破損し眼内レンズが同時に挿入出来ず手術が2回になることがあります。また、眼内レンズを支える膜が手術後数ヶ月してから濁る後発白内障というものがあり、ヤグレーザーによって治療します。

目の仕組みと手術手順

患者さんの声(88才、Sさん)

高齢者健診で白内障と言われ、今は簡単に手術ができると周りの方々の勧めもあって、昨年右眼を、今年左眼の手術を受けました。手術は全く痛くなく、あっと言う間でした。翌朝、眼帯をはずし鏡を見てびっくりしました。自分の顔のシワとほくろがものすごく大きくハッキリ見えたものですから…。見えすぎて困っちゃいましたよ(笑)。ものがよく見えるようになると生活にもハリが出て来て、身なりにも気を配るようになりました。オシャレするようになりましたね。手術を受けて本当によかったです。